ゆきーるのガジェット語り (雑記)

ガジェット&ブログ好きがすきなことを書きます。

ジャンプ+が熱い!!! その3

TO:昔は毎週ジャンプを買っていたけど最近はご無沙汰なみなさま

CC:手軽に無料で面白 いマンガを読みたいみなさま

 

こんにちは、 ゆきーる です。

ジャンプ+ (以下、ジャンプラ)を語るのも3回目になりました。引っ張りすぎなのは私の筆が遅いことに起因致します。往復の通学時間でガラケーで10,000字ぐらい平気で書いてた私は若かったのでしょう・・・。余談ですがあのころの文章もう一度読み返したいが、merumoも保管庫もサービス終了してて電子の海に消えてしまってるんだなぁ・・・

 

第1弾はこちら

姫様“拷問”の時間です、地獄楽、じごくらく ~最強の抜け忍 がまんの画眉丸~、ヨルの鍵 を紹介しています。

keiyukeel.hatenablog.com

 

第2弾はこちら

サマータイムレンダ、怪物少女は初恋の夢を見るか?、すいとーと!、2.5次元の誘惑 を紹介しています。

keiyukeel.hatenablog.com

 

 

今回のもくじ

 

オススメマンガ第3弾

 今回は 3作品紹介します!次回、最終回でございます。

道産子ギャルはなまらめんこい

shonenjumpplus.com

すいとーと!でも書きましたが、わたしは

とりあえず女の子だしておく系のマンガは嫌い。女の子の可愛さじゃなくて別の要素で命を吹き込んでほしいから。

というタイプの人間でございます。人生捻じれるぐらい「けいおん!」が好きだったというとお前まさに女の子だしておく系のマンガ好きやんけ!と言われるかもしれないのですが、違います。「けいおん!」はキャラクターひとりひとりに、魂が吹き込まれていたんですって!!!!と、けいおんレビューになるのでこの辺でアレしますが、言いたいことは、この「道産子ギャルはなまらめんこい」という作品はとりあえず女の子だしておく系ではないよ、という事なのでございます。

ちなみに「けいおん!」をただひたすら語り続けるメルマガ発行していたこと、ありますねぇ・・・

 

ジャンプラ作品あるあるなのかもしれませんが、まず、悪い人いないです。もうね、皆心が優しい。そしてハーレムものにありがちが没個性主人公だと 翼 を侮るなかれ、彼は北海道 北見に関する知見は無いが、嫌みのないハイスペック人間で、更には女性への暖かな優しさを持っているのである。これがどう作用するかというと、ハーレムマンガありがちな鈍感主人公にヤキモキとか、鈍感主人公に振り回されてヒロイン達が可哀そうとか、没個性で特徴の無いこの男が何でこんなモテるねん?という疑問とか、そういったものが無いということですね。

 

つまり嫌味なく、すっと読めるハーレムラブコメ。こういうのでいいんだよ。

ちなみにエロ要素は無いです。

 

作品の味付けとして、北海道 (北見) のあるあるネタが散りばめられているのですが、これが好き。こういった要素で物語に彩りが出るの堪らなく好き。

そしてコメント欄で広大な北海道の各都市で「ウチはこんなの無い」「いやウチはある」とバトルになっているのも面白い。そういうの全部含めて北海道あるあるだと思います(笑)

 

Amazonの紹介文引用

北海道北見市に転校してきた四季 翼は、真っ白な銀世界で1人の“ギャル”と出会う――。氷点下でも生足で、距離が近くて、方言バリバリ! そんな“なまらめんこい彼女(ギャル)”と贈るロマンチック道産子ラブコメ、開幕

主人公の苗字が 四季 で、ヒロイン達の名前に四季が入っているのとかも好きなポイントですねぇ。。。

 

忘却バッテリー

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ギャグ+野球の融合というパターンはどうしてもミスターフルスイングを思い出してしまう世代なのですが、この忘却バッテリーは野球主軸のハイレベルなギャグという形で見事に融合されています。熱くひりつくような試合中もテンポや雰囲気を損なわないギャグが差し込まれており、試合後の日常パートのようなギャグ全開の回ではまさに抱腹絶倒。最高じゃないですか、この作品・・・!

 

ちなみに超人野球系ではないです。地に足ついてますのでその点気になる方もご安心くだされ。

 

作品の根底には 忘却 というキーワードがあります。

この 忘却 が実は ギャグ のトリガーであり、どれだけ笑えるギャグであったとしても、 忘却 という観点でふと思い返すと「もしかしてこれは・・・」と別角度での気付きや考察が出来てしまう点がこの作品の恐ろしい点です。これに関してはコメント欄でとんでもなく鋭く・恐ろしい考察を書いている人がいることがありますが、この作品は 忘却 というキーワードを忘れてはいけないということですね。

 

弱小の都立高校に、中学野球の有名選手が4人揃ってしまったことが物語の起点です。それだけ聞くと「いやそれ楽勝じゃね?」と思うかもしれませんがそうはいかずにギャグがドッカンドッカン発生するのがこの作品のキモです。有名選手が弱小都立 という真逆な言葉の意図する部分をしっかり掘り下げていることがこの作品の大好きな点です。

そして本来モブと化す可能性のある既存部員や新規素人部員にもスポットがあたり、有名選手のパワープレイでなく、チームプレーで戦っていく方向性なのも高校野球として燃える展開です。

 

つまりこの作品は野球マンガのセオリーを全て踏襲しながらハイレベルなギャグを持ち込みつつ 忘却 という重要キーワードで全てに裏の意味を持たせるということに成功しています。凄すぎません?智将ですよ智将!!!!!!!!

ぜひ!!!読んで!!!ほしい!!!!!!!野球マンガのニュースタンダードになってほしい!!!!!!!!!

 

Amazonの紹介文引用

中学球界で名を馳せるも野球から遠ざかっていた天才たちが都立の野球無名高校で偶然集結。完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火(きよみねはるか)。その相方(バッテリー)、切れ者捕手の“智将”要圭(記憶喪失により現在、素人!)。そして、かつて2人に敗れ散った者たち…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる!!

忘却バッテリー 2 (ジャンプコミックス)

忘却バッテリー 2 (ジャンプコミックス)

 
忘却バッテリー 6 (ジャンプコミックス)

忘却バッテリー 6 (ジャンプコミックス)

 

現在の最新話・・・死ぬほど笑ったわ・・・(笑)

 

お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局 幽冥推進課~

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原作小説がある作品もいい・・・っ!!こんなに丁寧なコミカライズ、なかなかないですよいやホント。

そしてこういう人情モノとか、現世に残した想い系の作品弱いんですよ。この時点で大好き以外の選択肢ないですよ。

 

この手のタイプの作品でちょっと引っかかるパターンは、

  • 主人公が有能すぎて解決があっさりとか超絶能力で解決
  • 主人公の影が薄すぎる(ピンポイントでしか活躍しない)

だと個人的に思っています。結局毎話のゲストキャラ(現世に想いを残している幽霊達)やサブキャラクターが濃すぎると、主人公が目立たないというか・・・。ゲストキャラの背負っているものが重すぎて、主人公が何も背負っていないとなんかバランス悪いし・・・という感じでなかなかバランスが難しいと思っています。

 

この作品は主人公の 夕霞 がとにかくもがいて、悩んで、苦しんで、その結果ゲストキャラたちが納得して旅立っていく(もしくは解決する)というところが、話に深みを与えていることに加えて、解決時の爽快感に繋がっています。

一話完結型の形を取っていることもあり、読後感が良いというのは気持ちよさとリピートに繋がるので素晴らしい作りだなと思います。

一話あたりのページ数も60ページ超と、ボリュームも抜群。むしろ作者大丈夫か。。。。と心配になるレベルですが、読者的には嬉しいです!

 

そして・・・・火車先輩かわいすぎでしょ!!!!ぬいぐるみほしい!!!!!目付き悪いネコとか好みすぎる!!!!!!!

 

Amazonの紹介文引用

国土交通省内のマル秘部署『幽冥推進課』で臨時職員として働くことになった朝霧夕霞。同僚は全員妖怪、職務は国土開発の妨げになる地縛霊を説得して立ち退かせること!?
WEBで「泣ける」と話題の新時代“あやかし×お仕事”ストーリー、第1巻!!

 

 

↓ちなみにこちらは原作小説です↓

 

 

まとめ

ブコメ、スポーツ、人情モノとジャンプラの守備範囲の広さと、各作品のクオリティには脱帽です。電子媒体で連載を追っているからこそ、紙媒体の単行本が欲しくなるのです。まさにオムニチャネルではなく、チャンネルが交差する、そう、CROSS+CHANNELです(適当)(言いたいだけ)。

次回最終回は、クロスマネジの作者が描く難しい恋愛模様や、天才になれなかった全ての人に捧げる作品や、ジャンプラの看板作品を紹介したいと思います!

 

 

念のためですが、私は集英社の回し者ではないです。。。